先生でもあるけれど子どもたちの先輩でもある。卒業生が語るフリースクールでの生活について
現在志塾フリースクールラシーナ教室のスタッフをしている岡田先生は大阪市内にある志塾フリースクール本校の卒業生です。今回は岡田先生が志塾フリースクールに通うまでの経緯やフリースクールでの生活についてお話を伺います。
―志塾フリースクールラシーナのスタッフになったきっかけを教えてください。
岡田先生:志塾フリースクール本校の忘年会で、でんでん先生(志塾フリースクール ラシーナ教室の教室長)と一緒になったのがきっかけです。
フリースクールのスタッフを探していると聞いて、僕自身も人に勉強を教えたいと思っていたので、ラシーナ教室で働くことになりました。
―ラシーナ教室でスタッフになってどうですか?感想を聞かせてください。
岡田先生:素直な子が多いなという印象です。僕も志塾フリースクールの卒業生で、生徒と同じ経験をしているので、不登校の子や悩みを持った子と話せるのを嬉しく思っています。
それに元々人と話すことが好きなので。僕は先生でもあるけれど、子どもたちの先輩でもあります。
普通に後輩と話しているような感じがしてリラックスして過ごしています。
―ラシーナの生徒に対して思うことはありますか?
岡田先生:自分に自信を持ってもらいたいと思っているので、生徒がテストで目標の点数を取れるように学習のサポートをしたいと思っています。
あとは自分の好きなことや楽しみを見つけてもらえたらと思っています。
―フリースクールに入るまでの経緯を教えてください。どうしてフリースクールを選んだのですか?
岡田先生:僕は中学校の頃、不登校になりました。学校に行かなかった期間が長かったので、勉強が心配になり、志塾フリースクールに入会することに決めました。
志塾フリースクールと出会うきっかけとなったのが、母が参加した志塾フリースクールの山本理事長の講演会でした。
中学2年生になる前の春休みに親と一緒に理事長に会う機会を作ってもらいました。会ってみると、とてもオーラのある人でした。
フリースクールの話を聞いて、丁度高校生になりたい。勉強を頑張りたい。と思っていたのでフリースクールに入ることを決めました。
―フリースクールに初めて行った時の印象や感想を教えてください。
岡田先生:フリースクールにいるみんな(生徒)は思ったより明るいな、という印象でした。
僕は学校に行っていない間、自宅でネットゲームをして過ごしていました。クズみたいな生活をしていると当時は自分を卑下していました。
フリースクールに通うみんなもきっと、自分と同じような生活を送っているのだろうと想像していました。
でも実際に教室に入ってみると、みんな楽しそうに笑顔で過ごしている姿を見て驚きました。
自分が抱いている不登校のイメージとのギャップがあり、初めはフリースクールのみんなと僕との間に温度差を感じていました。
でもここでやっていけないのなら、きっと他でもやっていけないなと思いました。