フリースクールは生きづらさを抱える子どもたちがそれぞれ、のびのび過ごせる場所です。
―吉田先生にとって志塾フリースクールとはどんな場所ですか?
吉田先生:生きづらさを抱える子どもたちがそれぞれ、のびのび過ごせる場所です。
―どんな風に子どもたちと接していますか?気を付けていることなどがあれば教えてください。
吉田先生:色々な話をしゃべってもらいやすいように、子どもたちと同じように冗談を言って、あまりかしこまらないように心がけています。
もし子どもたちが何か聞いてほしいことがあれば、それに耳を傾けたいと思っています。
先生じゃなくてお姉さんのような存在でありたいですね。
―フリースクールに通う子どもたちには、これからどんな環境が必要ですか。
吉田先生:今は「学校に行けていないの?」と、公教育に行けていないことを心配されることがある。そういう目で見られることがある。
学校に行けていない子がちゃんと学べる環境が必要だと思います。
ずっと先になるとは思うけれど、社会的に認知される学校に行けないこどもたちが学校に行かずに学ぶという選択ができるようになればと思います。
私が不登校だった時代は学校に行くのが普通だった。でもどっちが普通とかではないと思います。
周りの子の目を気にせずに生きられる環境があればいいなと思います。
―不登校のお子さんを持つ保護者の方になにかメッセージをお願いします。
自分は不登校の時代に父と母に負担をかけていると感じていました。
客観的にみると自分は両親に頼れるけど不登校の子を支える親はどこにすがるのだろうと。
助けてもらう場所がないと気づいたのです。
自分の母のときは自助会というものがなくて、壮絶な思いをさせてしまいました。
今だったら不登校の子をもつ親同士で集まれる自助会があるので参加しやすいだろうと思います。
お父さん、お母さんの心のよりどころがあることで、1日自助会に参加したら次の日頑張ろうと思えるかもしれません。
その親の表情を見て子どもも笑顔になる。子供は親の感情を見ていると思うので。
ちょっとでも親が笑顔でいられる時間を増やすためにも自助会に参加してリフレッシュしてみるのも良いのではないかと思います。
ー吉田先生ありがとうございました。
手芸が得意な吉田先生の作品。時々子どもたちに手芸を教えてくれます。